都心ほど深刻な自動車整備の空洞化
今日はパンダ・クロス 4x4の12ヶ月点検を行っています。
そろそろ気温が下がってほしいところですが、嫌がらせのように暑い日が続きます。
今、東京都心では深刻な自動車整備の空洞化が問題になっています。東京都心部では、10年間で1割程認証工場が減ってしまったそうです。車の保有台数は横ばいなので、整備工場はその分忙しくなります。弊社は名古屋市名東区なので、中区や東区等と比べれば地価が低いのですが、東京都心となると預かった車を保管しておくだけでもかなりのコストになります。
弊社の近辺の月極駐車場の相場は1台7,000円〜9,000円/月位、名古屋市内でも駐車場代は安いでうね。それでも今現在、30台位の車両をお預かりしていますので、そのコストは馬鹿になりません。代車の駐車スペースも必要になります。
ピットに1台しか入らない整備工場であっても、部品待ちの時間や作業が終わってお客様が引き取りに来られるまでの保管、また、作業が終わったらスムーズに次の作業に入れるよう事前にお預かりしてる車を保管するスペース、なんだかんだで最低でも5台の駐車スペースが必要になります。
東京都心で5台の駐車スペースを確保することはかなり大変なことでしょう。それに加えて整備士も不足しています。整備士不足については、業界全体の問題でもあります。10年間で平均年齢が3.9歳上がっているので、若い人材がこの業界に来てくれていないことがよく分かります。
どこの業界も同じかもしれませんが、今は働きやすい環境づくりも欠かせません。最近のテレビの自動車関係の報道を見ていると、ますますこの業界で働こうと思う若者が少なくなりそうですが、もしこのブログをご覧の整備に興味のある貴方、ぜひ弊社で一緒に仕事をしてみませんか?昔のやり方では若い人材も集まらないので長時間労働を排除する等、弊社も頑張って対策を講じています。プライベートが充実しないと良い仕事もできません。遊ぶ時は遊ぶ、働く時は働く、このメリハリが重要だと考えています。
今までと違うやり方を実施すると言う事は、お客様にもご協力を頂かなければならないところもあります。営業時間や担当者の休み、ご来店は基本予約制、技術料の改定等、より良い社会にするために大企業ばかりが取り組むだけではなく、日本の労働者の7割が働いている中小企業こそ取り組まなければならない問題です。
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- 2023.08.28 Monday
- あれこれ
- 13:42
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- by AUTORIESEN